中性脂肪の役割とは

体内には4つの脂質がある

 
中性脂肪とはいったい何であり、どんな働きをしているのでしょうか。

脂肪の仲間のことを、総称して脂質と呼びます。

私たちの体内には、中性脂肪(トリグリセライドまたはトリグリセリド)のほか、コレステロール、リン脂質、遊離脂肪酸という、4種類の脂質があります。

コレステロールというと、よく知られている脂質で、私たちの体にとって害のあるものだという印象が強いですが、実はとても大切な役割をしている脂質です。

このコレステロールとリン脂質は、たんぱく質といっしょになって、細胞の膜をつくる材料になります。

コレステロールには、このほか、脂肪の消化吸収に欠かせない胆汁酸、体の働きを微調整するホルモン、神経の伝達に必要な神経線維などの材料として必要です。

この脂質が不足すると、人としての生存が不可能になります。
 
遊離脂肪酸は、中性脂肪が筋肉や心臓など、生命活動に必要なエネルギーとして利用される時にできる脂質です。


中性脂肪の最大の役割は、体の貯蔵エネルギー源

画像の説明 

食事でとったエネルギー源となる成分のうち、すぐに使われないものは形を変えて肝臓や細胞内に蓄えられます。

それが中性脂肪です。

食事からとる糖質、たんぱく質、脂質などのエネルギー源の材料となる栄養分は、最終的には、すべて中性脂肪として蓄えられます。

外界の冷気から体温を保ったり、内臓を保護したりするために、一定量は体内に貯蔵しておく必要があります。

もし体内の中性脂肪が不足するようなことがあると、体は元気を失い、衰えてしまいます。

すなわち、中性脂肪の最大の役割というのは、体の貯蔵エネルギー源になるということなのです。